【カンブリア宮殿】1000円カットのQBハウスの秘密に迫る 4/2
こんばんは、だーびっつです
木曜日はカンブリア宮殿の日ですね♪
テレビ東京のビジネスオンデマンドに入ったのでこれからは毎週見れそうです(^^)
エッセンスを中心にまとめていきますね!
【選択と集中が生んだ10分1000円の成功】
1.北野社長はこんな人
今夜のゲストはQBハウスでお馴染みのキュービーネット社長、北野泰男氏。
北野はもともと銀行マン。
務めていた日本債権銀行が国有化(事実上の破綻)
そんな時、キュービーネット創業者に声をかけられ入社。
2.10分1000円でも利益を出し、成長する秘密とは!?
・139度の角度
画像に写っている棚と鏡が約139度という角度が付いている。
これはお客の髪を切りながら、片手でハサミを握り替えることができるということでこの角度にしているのだという。
こうして1秒でもカット時間を短くしようとしている。
・棚の裏の掃除機で効率よく
その棚の下には掃除機が付いており、ほうきで棚の下まで切った髪の毛を持っていけばそのまま吸い込んでくれるという寸法。
これで掃除の時間も短縮している。
さらに、この掃除機のホースは上にも伸びており、お客の髪を切ったあと、専用の掃除機(エアウォッシャー)で残り毛を吸い取っている。
これによって、シャンプーなしでも満足できるサービスを作っている。
・早く髪を切る理論を徹底して学ぶ
例えば前髪を切る際に、指で挟んで下に引っ張りながら切るのが一般的だ。
しかし、QBハウスでは前髪を上に持ち上げ切っている。
こうすることで1カットで自然な仕上がりにできるという。
「1000円だから腕も悪くて変な角刈りするおじさんが行くところ」と思っていた僕にとっては目からウロコだった。
美容室派の僕も刈り上げだけで行く分にはいいかもしれない。と思えた。
3.離職率50%を変えた北野の改革
・覆面調査で表彰状
清潔さ、対応、技術などの総合点で優良店には表彰状を送ってモチベーションアップに一役買っている
・新人のためのカットスクールを設立
美容師で言えば5年働いてやっとスタイリストになれるという店がほとんどだが、QBハウスでは新人のためのカットスクールを設立。
しかも、1日8時間×6ヶ月スキルを磨いて認められればお客の髪を切ることができるということだ。
しかもこの6ヶ月間は給料が支払われるという。
こういったスタッフに対する手厚いサポートも銀行破綻を経験した北野の思いからである。
銀行が破綻し、やめていく社員を見て北野は思った。
「社員を幸せにできない会社なんか、存在する価値はない」
4.村上龍も驚いた!意外なデータ活用術
券売機でのチケットでカット開始と終了を記録している。
そのデータを本社で分析し、より効率化できるところを本部の人間が直接店舗に行って指導するという形をとっている。
ただ監視するというシステムではなく、お客のためを考えながらも社員の成長も考えているシステムという風に僕には見えた。
VTRでは、指摘を受けたスタッフもそれを前向きにとらえ、成長しようとしていた。
5.村上龍のまとめ
(原文ママ↓↓↓↓↓)
この先、人工知能がどれだけ進歩しても、ロボットに理容、美容師の仕事はできない
人の髪、スタイルの好みは千差万別で、データ処理では対応できないからだ。
理容・美容業は成熟しているが、QBネットは「10分1000円」という革新的なニッチを見出し、需要をつかんで急成長した。
海外展開におけるノウハウを言語化し、国内にフィードバックする人材育成メソッドは画期的で、かつ普遍的だ。
「平凡なようだが10分を極め、いつまでも成長する人がたくさん生まれて欲しい」北野さんはそう言う。
ロボットにはできない仕事だからこそ、人がすべてだとわかっているのだろう。
だーびっつのまとめ
効率化=愛がない、お客とのふれあいを大切にしなくなると昔のある経営者が言っていた。
でもそれは違う。
非効率で愛がないお店もたくさん存在する。
そしてQBハウスは効率化を求めながらもお客に、スタッフに信頼されようと努力していることがわかる。
北野社長の言葉で印象的だったのは
「愛は冷めるが信頼があればいつまでも続く。
お客に信頼されることの先に持続・発展があるんだ」
そして村上龍の視点も鋭いなと改めて感じた。
村上龍の視点は終始ロボットがこれから発達しても、、、という世界を見ていた。
実際、Amazonの配送サービスなんかはどんどんロボット化が進んでいる。
近い将来、車も自動で運転してくれる時代が来るらしい。
そうなると価値が出てくるのは人間にしかできないことをできる人、仕事だ。
また新しい視点をもらえました。
ありがとうございましたm(_ _)m